先程、ようやくNYに来た大きな目的の一つであるBaruch Collegeの一年間のProgramの合格通知を手に入れた。
これを聞いて、”へ?まだ決まってなかったの??” と思う僕の友人は多くいると思う。なんせ、”なんでNY行くの?” って言われた時に、”5月から一年間の社会人向けのマネジメント学ぶプログラム受けに行くんだよー” と、さも既に決まっている事のように言っていたのだから。
正直日本にいる時はTOEFLの点数が全然足りていなかった。 この合格がどれくらいギリギリかというと、今こちらが金曜日で来週の月曜日からそのクラスの準備コースが始まるくらいギリギリ。間違いなく最後の一人。一日でも遅れていたら多分不合格。そんなレベルのギリギリさ。
そもそも一週間前の今日、TOEFLの点数はまだ手に入れていなかった。Resumeも完成していなかった。Personal Letterだってまだ完成していなかった。もう5月からは無理かも。。って思ってた。
ここまでNYで一日たりとも大きく息を吸った事は無かった気がする。僕はトップ校のMBAを目指しているわけではないので、TOEFLで必要な点数も70-80というレベル。(トップ校は100以上必要)そんな点数を取るのに四苦八苦していて、何やってるんだという絶望感に日々襲われ、もしかして日本にこのまま帰る事になるのか?という焦燥感に襲われ、こんな事も達成できないようじゃ今後何者にもなれないな。。という虚無感に毎日教われ続けていた。
BLOGなんて一切書く気にならなくなっていたし、COLOR NEW YORKの方はそこそこ順調に色々な人に会えていて、”あぁ俺はこういう事してた方が向いてるし、そもそも俺なんかに学生なんて向いてるわけないじゃん。。” という腐った考えの自分が毎日見え隠れしていた。
そしてどうにかこうにか、今日スタート地点に立つ事ができた。
なので、”誓いを投下する”という事について今日は書きたい。
■ 誓いを投下するという事
つまり、これは何かを宣言するという事。僕の場合はNYになんとか来る為に、『学校のプログラムに参加してきます』という ”宣言”を色々な人に向けて投下しまくっていた。
僕はこの方法を頻繁に使う。本当の”今の自分の状況”を知られたら、”へ?冗談言ってるの?” みたいな事を真顔で”●●します!”と宣言してしまう。これには非常にリスクを伴うし、もちろんその宣言を達成できない事もあるし、ビックリする程のプレッシャーに襲われる。今回もマジで胃に穴あいちゃったんじゃないかというような状況になった。
でもこうやって自分の本当の地点よりも遠くに”宣言”という”いし(意志)”をぶん投げて、そこを目指して苦しんで僕はここまで来たように思う。それが一番早く成長する方法だと僕は思ってるし、自分が怠け者な事をしっているので、後ろがない状況を作らないと頑張れないのだ。
■ 後がない状況
今回どれくらい”後がない状況”だったかと言うと、まず一つ、”何も決まっていないのにNYに来てしまっている。”という事がある。これに関しては何人かに止められた。決まってから行けと。そりゃ当然だ。”まだ何も決まってないんですけど、とりあえず行ってくるわ!”なんて人を少なくとも僕は見た事がない。
更に今回の入学に際して、非常にお世話になっている人がいる。非常にお忙しい二人の方に身に余る程の名文が刻まれた推薦状を書いてもらっているし、Orinocoにはこの一番盛り上がって行く時期に抜ける事を許してもらっているし、親父にはお金を借りているし。一番怖かったのはこの人達を裏切る事。これがまた僕の”後のなさ”を激しく増長させている。
更に何人もの友人達に、宣言してしまっている。この人達に顔向けできなくなる事も正直怖かった。
後がない状況を作ると、その状況にビビると言うよりは、それに対するいいわけとか文句が100個くらい出てくる自分にビックリする。
・COLOR NEW YORKが忙しくて
・まぁ9月から入ればいいか
・そもそもなんだよ、TOEFLって。俺はワッフルが好きなんだよ。
等々。
でもすぐにどんな事を言っても自分には後がない事に気づき、”はいはい、頑張ればいいんでしょ、頑張れば”と自分が投下した宣言との追いかけっこを続ける毎日。
■ 自分の英語力
人生を振り返ってみると英語を真剣に勉強したのなんて、高校受験以来。全く自慢できる事ではないですが。。高校時代は毎時間寝ていたし、大学時代は神様みたいな友達と神様みたいな教授に恵まれ、必修であった英語の授業すらろくに出ていなかったし。
とにかく単語力がない。文法もなんとなくしかわかってない。もちろん喋れない。そんな状況だった。そういう意味では僕に取れた70-80という点は、本当に誰でも取れると思う。この点数がどういう点かというと、トップ校ではないアメリカの大学院がミニマムとして引いて来るのが80点という点数。もちろん学部によって違うとは思うが、最低TOEFLで80取って来てねという大学は多くみかける。
■ TOEFL
“人生で最も怖かったものは何ですか?” と言われたら、その候補にTOEFLがあがる。
TOEFLを僕は10回近く受けた。一回2万円近くかかるので20万近くかかった。100点が必要なわけではないのに、こんだけ受けないとダメだったのは少しバカなのかもしれない。今だから言えるがTOEFLとかGMATは絶対に日本でスコアメイクして来るべきだと思う。僕が言える事ではないですが。。
何故ならこちらのテスト環境は非常に厳しい。まず開始時間が8:00から。日本だと確か10:00からとかだっけな。朝早すぎて、リスニングセクションが完全に子守唄状態になる。更に入場管理が異常に厳しく、ポケットの中まで全部見せろと言われ、金属探知機で体をなぞられる。空港みたいな感じに。ポケットティッシュも持ち込み禁止。更にこれは予測でしかないが、夏場の会場は冷房が強すぎて寒すぎる気がする。とにもかくにも厳しい環境が、緊張感を余計にまし、僕は毎回テスト直前に腹を下していた。
これだけ受けたから言えるが、80点まではそれなりのテクニックと語彙力があれば誰でも取れる。しかしTOEFLがiBTに変わってから100点取っている人は、僕にとっては神様、仏様にしか思えなくなっている。来る前は100点も夢じゃないでしょ的に考えていたが、今の僕にはとてもじゃないけど無理。これからも半年に一度くらいTOEFLを受けていこうかと思っているが、100点取るのは多分無理かと思う。
TOEFLの恐ろしいところは5点あげるのが死ぬ程大変な事。多分それは点数があがればあがる程だと思うけど。60くらいまではすぐに取れるようになるものの、そこから本当に点数があがらなかった。ちなみに今だから言えるだが、僕は初めて受けた点数で39点/120点という驚異的な数字を残している。Readingセクションにいたっては4点/30点という奇跡の点数を。(通常解答に全てBを選んでも10点近くは取れると言われている。) この点数を取ったのも別に5年前とか10年前とかではなく、非常に近い過去。その点数しか取れない英語力でそこまで生きて来た事も驚きだが、そこからまぁよく頑張ったわなとも思う。まぁ39点くらいから初めても、点数は取れるようになるということだ。
とにもかくにも、僕にとってTOEFLというのは悪魔みたいな存在でしかなかった。
■ 最後に
何にせよ、約半年前に僕が投下した宣言を、どうにかこうにか掴み取る事ができた。まだスタート地点に立っただけで、間違いなくクラスの中で一番英語力がないのは自分だし、MBAと比べたら全然対した事はないだろうけど、噂では脱落者が必ず出ると言われる程度には厳しいコースみたいなので、今まで以上に苦労すると思うが、頑張って行きたいと思う。
今回よーくわかったが、やっぱり自分は”試験”というものが苦手。学校で真面目に学生をやるという事についても、あまり向いている方ではないのだと思う。でも、もういい大人なんだし、引き続き ”真面目な学生” を続けようと思う。
最後に、NYに来てから勉強が嫌で自暴自棄になってる僕をなだめ、TOEFLでイライラしている僕を華麗にかわし、毎日弁当を作ってくれて、いろいろとアドバイスをしてくれた彼女には感謝してもしきれない。
とにかく今はつかの間の解放感を噛み締め、次に投下する宣言を何にするかを考えようと思う。









